複業(副業)して良かった7つの事

2019年05月02日(木) 11:36

更新:2020年04月22日(水) 22:48


エンジニアとして複業(副業)した経験を振り返る

エンジニアとして複業(副業)を始めて1年半位が経ったので個人的に振り返りをしようかなと思います。
タイトルの通り基本的には複業(副業)始めて良かった事が多いのと、もっと多くの人が副業を始めると良いなと思うのでポジティブな事を中心に書きます。
とは言え全ての人に当てはまるとも思ってはいないので、そこはいち経験談として見て頂ければと思います。

複業(副業)で何やってるか

株式会社エッグシステムというところで働いています。


ここでは基本的に自分のような複業(副業)メンバーで仕事を回していくスタイルが取られており、エンジニア/デザイナーのコミュニティが作られています。

そこではWordPressを使ったHP制作やサイト制作を中心にやっています。
最近はNuxt.js,Vue.jsを使ったフロントエンドの開発をやったりしてます。
また、月1くらいでセミナーの講師もしてます。
今は初心者向けのGitHubハンズオンをやる事が多いです。

なぜ複業(副業)してるか?

そもそもなぜ複業(副業)を始めたのかというと、きっかけは兄の起業です。
先程紹介した株式会社エッグシステムは兄が代表をやってる会社なので、そこのお手伝いという形で始めました。

ただお手伝いというだけではなく、
・個人的にスキルアップしたい(会社に依存いない個のスキルを高めたい)
・複業(副業)先のミッションに共感している(エンジニアを幸せにする社会を作る)
・お金を稼ぎたい
といった理由もあり現在も複業(副業)をしています。

複業(副業)して良かった事

1.視野が広がる
2.本業と複業(副業)で良い循環が生まれる
3.スキルアップできる
4.自分のキャリアについて考えられる
5.本業にはない出会いがある
6.ノーリスクでチャレンジできる
7.収入が上がる

1.視野が広がる

本業の会社と複業(副業)の会社では規模も違えばビジネスを展開しているターゲットも違います。
自分の場合は本業が大きな会社で複業(副業)先がベンチャーのような会社なのでそれぞれ経験出来るのは良い事だと思います。
世の中の企業の9割以上は中小企業ですが、これは大企業にいるとその事実さえ実感しにくいので、そういった事を体感できるのはとても良いと思います。
実際に複業(副業)先のお客様は個人でやってる人や小さい会社さんが多く、そういった人と仕事をする事で色んな人がいる事や、個人で頑張ってる人がいっぱいいるという部分を実感できます。

2.本業と複業(副業)で良い循環が生まれる

これは個人的なモチベーションコントロールのやり方でもありますが、本業で悩んだら複業(副業)の事を考え、複業(副業)で悩んだら本業の事を考えるようにしています。
基本的には人は隣の芝が青く見えるものだと思うのである人にとっての悩みは他の人にとっては些細な事であったり、その逆もあると思います。
自分の場合は本業と複業(副業)でそこの気持ちの部分をポジティブにコントロール出来るようになったと思います。
仕事をしていたら必ず悩みや不満などは出てくると思います。ただその悩みや不満は一部の側面からでしかなくて、別の側面でみると大した事ではないという事もあります。
なので自分の場合ほ本業で悩みや困ってる事があったら一旦頭を複業(副業)モードに切り替えて複業(副業)の仕事をします。複業(副業)の仕事をしていると本業の悩みや困ってる事は大した事ではないと思うようになりやすいので、逆に複業(副業)で悩んだり困ったりしたら本業の事を考えたりします。

また複業(副業)で経験した事を本業で活かそう、本業で経験した事を複業(副業)で活かそうとする事でアクションの選択肢が増えて悩みの解決に進みやすくなります。
このように本業の悩みを複業(副業)で消し、複業(副業)の悩みを本業で消す好循環が生まれる(生まれるように自分でコントロールしている)のはとても良い事だと思います。

3.スキルアップできる

複業(副業)によってその専門スキルを身につける事ができるのはとても良かったと思います。
具体的に自分の場合は以下スキルや経験が身につきました。
・WordPressを使った開発
・Nuxt.js,Vue.js,Vuex,netlify,vuetify,circle ci を使った開発
・Puppeteerを使ったスクレイピング
・セミナー講師

自分の場合は本業でマネジメントをする事が多いので、なかなかエンジニアとして開発する時間は減ってきています。そこを複業でコードを書く事を中心にしてスキルを上げる事が出来るのはとても良いと思っています。

4.自分のキャリアについて考えられる

本業の場合は生活のために働くという義務感が強い場合もありますが、複業(副業)に関してはそれがありません。
やるも自由、やらないも自由、全て自分の判断で決める必要があります。
自分の場合は複業(副業)をしている理由も書いてありますが、それを考えると結局自分はどうしたいのか?と考える事が多くなるような気がします。
これも本業だけだと目先の仕事をやる事が優先されてなかなか考えにくい場合もあるかと思いますが、複業(副業)を始める事で自分のキャリアを見直すきっかけにもなると思います。
逆に何となく複業(副業)を始める、という理由だと上手くいかないケースが多いのでそこはなぜ複業を始めるのか整理して始めるのが良いのだと思います。

5.本業にはない出会いがある

今の複業(副業)先は自分と同じような複業(副業)メンバーで仕事を回しているのでそこでのコミュニティがとても良い出会いになっています。
それぞれ本業でやっている事も違えば考えも違うので色々な考えを持った人と仕事ができるのはとても良い経験です。

また複業(副業)先の勉強会でスペシャルゲストとして複業研究化の西村さんが来てくださり、座談会をしてくれたのはとても良かったです。
複業研究家・西村創一朗さん|社内限定座談会の様子


6.ノーリスクでチャレンジできる

自分でやりたい事があるなら、やりたい事を複業(副業)で始めるというのはいいやり方だと思ってます。
本業でやろうとすると時間的に難しい、社内の評価が気になると言った制約があったり、かといって本業を辞めてでも始められるかというとそれはなかなかリスクが高くて実行しにくいと思います。
複業(副業)であれば本業との時間的な割合はあるものの、会社を辞めるとか失敗した時のリスクとかは限りなく減らせると思います。

7.収入が上がる

複業(副業)による収入を得る事で本業だけで働いてお金を稼ぐよりも収入が上がります。
自分の場合は今は収入を目的としていないのでそんなにこだわってないですし、そんなに複業(副業)による収入も多くはないですが、それでも収入が上がる事は事実です。

ただし収入を目的とした複業(副業)の場合は上手くいかない場合が多いと思っているので、単純に収入アップが目的なら本業で頑張って給料を上げた方が早いと思います。(頑張っても本業では給料が上がらない環境なら転職をおすすめします)
もちろん何をやるかとどうゆう対価を貰えるかにもよりますが、限られた時間で複業(副業)してお金を稼ぐのは大変な事だし、短期的にすぐ結果が出る場合はごく一部だと思います。
そうなった時に収入アップが目的だとなかなか収入が上がらない現実に直面した時に結果的にモチベーションが下がり続かないと思います。
(自分も複業(副業)始めたきっかけにお金を稼ぐというのはありましたが、小遣い稼ぎくらいだったのでそのくらいの軽い気持ちくらいがちょうど良いかもしれません)

複業(副業)で気をつける事

個人的には上手くできてると思ってはいますがこれが全ての人に当てはまるとは思っていません。いくつか気をつけるところ(気をつけているところ)があります。

・体調管理はしっかりやる
・家族や周りの人に感謝する
・複業(副業)を楽しむ

当たり前ですが複業(副業)をはじめればプライベートの時間や家族の時間が削られて働く時間が増えます。
そこで最も気をつけないといけないのは体調管理です。自分の場合は特に睡眠時間には気をつけていて、複業(副業)していても12時前には寝るように気をつけています。
睡眠時間を削ってまで働くのは圧倒的に効率が悪く体調を崩す原因になるのでおすすめはしません。
複業(副業)するも本業するも全ては健康があって成り立つ事なのでそこは最も大事にする必要があると思ってます。

またこういった複業(副業)ができる環境を理解してくれる家族や会社や周りのサポートがある事への感謝の気持ちも大事だと思います。
自分の場合は特に家族に対する感謝は忘れないように気をつけたいと思ってます。
家族の時間を削ってまで複業(副業)をやらせて貰っている事に感謝です。

そして最後はやっぱり楽しむ事です。楽しくないと続かないですし、楽しくない事を無理にやる必要はないです。
なので複業(副業)して楽しくないなぁと感じたらスパッと辞めるのも全然ありだと思ってます。
人によって合う合わないもあるので、自分の気持ちに素直になって複業(副業)に取り組むのが良いと思います。

最後に

自分の場合は複業(副業)を始めて良かったなと思っているのでその素直な気持ちを少しでも多くの人に伝えかったのと、これをきっかけにもっと複業する人が増えるといいなと思ってます。
ただあくまでも複業(副業)は1つの選択肢で、やれば必ず上手くいくわけでもないと思っているのでそこは自分に合った働き方を見つけられると良いのかなと思います。


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