「副業PM」イベントのまとめ
2019年09月05日(木) 19:18
更新:2020年05月27日(水) 09:06
「副業PM」イベントとは
アルCTOのwadapさん主催のイベントで
「副業メンバーがいるプロジェクト」をどうやって運営しているのか?
を疑問に感じて投げかけがきっかけで開催されたイベントです。
「副業メンバーがいるプロジェクト」をどうやって運営しているのかについての勉強会をやります!
— wadap / アルCTO🎸✨🎶 (@wadap) July 31, 2019
「副業としてプロジェクトに参加している人」で誰か登壇してくれそうな人いませんか・・・!
副業している人、これからしたい人を対象にしたイベントで、私自身も2年以上副業を続けていて、今回のテーマにも非常に興味があったので参加してきました。
その時の資料も公開されているのでイベント内容と感想などをまとめたいと思います。
https://connpass.com/event/141883/
イベント概要
概要
日時:2019年8月21日(水)
人数:副業している!副業に興味のある!という方40名+企業側10名
内容
・プロジェクトマネジメントからみる副業の難しさ / wadap様
資料:https://speakerdeck.com/wadap/fu-ye-ganan-siitosi-uli-you
・副業メンバーが活躍する会社 / POL様
資料:https://speakerdeck.com/takahashik/fu-ye-menbagahuo-yue-suruhui-she
・副業メンバーを将来的な採用ステップとする会社 / Ubie様
・副業しやすい会社・しにくい会社 / ポチ様
資料:https://speakerdeck.com/pochisato/sinikuihui-she
副業メンバーがいるプロジェクトは難しい
主催者のwadapさんも「副業メンバーがいるプロジェクト」をどうやって運営しているのか?の明確な解は持ってないとおっしゃっていました。
これは本当に難しいなと改めて感じて、私も副業していくつか開発プロジェクトを経験しましたが
明確に副業メンバーがいてうまく回せたプロジェクトはまだないと思っています。。
難しい理由として1つあるのは「時間軸の違い」が大きいと感じています。
これは
- 本業メンバー + 副業メンバー
- 副業メンバー + 副業メンバー
のどちらでも発生する事だと思っています。
まず本業メンバーであれば基本的には週5日、1日8時間稼働がベースとしてあると思いますが、
副業メンバーはそもそも人によって稼働時間が異なり、週1日稼働できる人もいれば週2日稼働できる人もいると思います。
そうなると本業メンバー中心の時間軸で進めていくと副業メンバーからすると情報のキャッチアップが難しいですし、
どのタスクをどう分担するのかは、本業メンバーだけのプロジェクトより難易度が高くなってくると思います。
wadapさんもおっしゃっていましたが、特にスクラムをベースに進めているプロジェクトだと
スクラムの原理原則と副業メンバーとの受け入れは相反する事が多いので、より難しい問題だと思います。
(結果的にアルでは現状副業メンバーはいないそうです)
どうすると良いか?
結局イベントの中でもこうすれば良い!みたいな最適解は出ませんでしたが、いくつか共通してやられてる事がありました。
それは副業メンバーには
「重要度は高いが緊急度が低い案件を任せる」
です。
普段業務をしていると緊急度が高い案件が優先されがちで、特に重要なんだけど今すぐやらなくても困らないような案件は後回しになりがちだと思います。
そういった案件やタスクを副業メンバーにお願いする事でうまく副業メンバーを受け入れているところが多いようでした。
これは個人的にも非常に良いやり方だなと感じました。
副業メンバー受け入れの課題として本業メンバーとの「時間軸の違い」が大きいと感じましたが、その時間軸の影響が少ないプロジェクトを任せる事で会社にも副業する側にもメリットがあるなと感じました。
そのために正社員を雇おうとするとなかなかハードルが高く、採用出来ない現実も多いと思いますが
そういった時に副業として少しでも一緒に働ける人を受け入れるというのは企業としても大事な戦略の1つだと感じました。
また副業で働く側としても積極的に重要な案件を任せてもらえた方が言われた事をただやるだけの案件よりもモチベーション高く、よりコミット力を持って働けると思います。
かといって緊急度の高い案件だと時間的な問題で対応が難しい場合が多いので
「重要度は高いが緊急度が低い案件を任せる」
というのは副業する側、受け入れる側、双方にメリットがあるやり方だと感じました。
終わりに
今回のイベントは非常に楽しく、内容もとても良かったです。
会場では私も含めて既に副業しているという人が多かったですが、個人的にはエンジニア
の副業をもっと当たり前にしていきたいと思っているので今後もこういったイベントの参加や、自分自身も副業に関するナレッジ等をどんどんアウトプットしていこうと思います。