「エンジニア副業Night 〜キャリアと年収アップのリアル〜」から学ぶ「エンジニアとしての副業」
2020年02月01日(土) 23:07
更新:2020年02月02日(日) 20:59
「エンジニア副業Night」というイベントに参加しました
2020年1月30日にファインディ株式会社が運営する「エンジニア副業Night」というイベントに参加してきました。
このイベントではエンジニアとして副業経験のあるエンジニア3名をパネラーとしてエンジニアとしての副業について語るというイベントです。
またイベントの後半でLTがあり、そこで私自身もエンジニアとしての副業経験を元にお話させていただきました。
これからエンジニアとして副業したいと思っている人やすでにエンジニアとして副業している人も含めてとても参考になる話が多かったので、イベントの内容をまとめました。
またイベントの内容にはなかった私自身の複業(副業)の経験も合わせてまとめたいと思います。
エンジニアとして副業のQ&A
イベントではエンジニアの副業に関する質問に対してパネラーが回答するという形式だったので、
以下は質問とパネラーの回答をまとめたのと、あとは私自身の経験からの回答もまとめます。
初めての副業はどのように始めたか?
パネラーの回答
- 先輩からの誘い
- 知り合い経由
筆者の回答
- 兄が起業したのでその会社のお手伝いで始めたのがきっかけです
その会社で現在まで2年半ほど副業をしています。
副業によってキャリア・お金はどう変わったか?
パネラーの回答
- インフラエンジニアからアプリケーションエンジニアの経験もできた
- 単価はそんなに高く無い
- ポートフォリオが広がった
- 単価は5000円をベースにしている
- B向けの案件だと単価は高め
- メンタリング業という新しい仕事ができるようになった
- もともと単価2000円だったけど4000円にあがった
筆者の回答
- 本業とは違う経験ができたことでそもそものキャリアを考えるきっかけにもなりました。視野が広がることで本業と複業(副業)を合わせて自分が今後どうするのかを考えるようになりました。
- お金目的ではなく経験やスキルアップを目的としているので単価は低めだと思います
副業エンジニアを活用することで組織はどのように変わりましたか?
パネラーの回答
- フルタイムでの採用が難しいがハイスキルの人が副業なら手伝ってくれやすい
- フリーランスで副業する人や本業があって副業している人など形態は様々(本業があって副業する人は週1くらいの可動)
- 副業エンジニアという外部からの意見を聞くことでフラットな技術選定ができるようになる
筆者の回答
- 今の副業先の会社では社員が3名ですが(私が複業社員として1名、正社員が2名という内訳です)複業コミュニティを作って複業エンジニアが15名ほどいます。なのでほぼ複業エンジニアをベースに会社が回っているという珍しい形だとは思いますが、そうなると基本的には複業(副業)を中心とした働き方やプロジェクトの進め方が前提になっています。
- 具体的にはリモートワークを前提したコミュニケーションの取り方や週の稼働時間が限られた状態でのタスクの割り振りを考えて案件を進めています
副業の大変さ、泥臭さ、苦労話をしてください
パネラーの回答
- 本業との時間の使い方が大変。あらかじめスケジュールなどは調整しておく
- ミスマッチがある(iOSでの仕事かと思ったらweb系の開発だった)
筆者の回答
- どうしても仕事をする時間が増えてしまうのでその分家族の時間だったりを犠牲にせざるを得ない場合は苦しいです。。
- なのでその分時間の使い方は工夫しています。本業も副業もそうですがタスクの期限と内容を明確にして1週間〜1ヶ月単位くらいでざっくりのスケジュールは立てておけると良いと思います。
副業の楽しさ、素晴らしさを語ってください
パネラーの回答
- 開発の仕事だとコードを書くことに集中できる(本業だとmtgとかで開発以外の時間も多い)
- 本業だと使えない技術が副業で使える
- 幅が広がるのが面白い
- イベント運営が楽しい。エンジニアの課題を聞いて何かできないか考えるのが楽しい
筆者の回答
- 本業では得られない経験やスキルアップができるのが複業(副業)の大きな魅力ですし、楽しいところだと思っています
- 私は複業を始めたことで 「働くことの楽しさ」 を実感できたのでエンジニアの方はみなさん複業をしてほしいと思っています!
副業を始めるために必要な知識、経験、可能と考えるボーダーラインとは?
パネラーの回答
- コミニュケーション能力
- 技術面では案件によっては未経験でも可能
筆者の回答
- 基本的には特別な知識や経験はなくても副業はできると思っています。個人的に大事だと思うのは 「なぜ副業をするのか?」 という理由がちゃんと説明できる状態であるというのが一番大切だと思っています。
- 最近は副業という言葉もよく聞くようになってきて世の中的にも副業を推奨する時代に変化してるとは思いますが、あくまで 副業は「やらないといけない事」ではありません。 なので副業始めたいなと思ったら 「なぜ副業をするのか?」 を考えてみるのが良いと思います。それさえしっかりと考えがあれば具体的な知識や経験はその目的に合わせて必要なら身に付けておくくらいで問題無いと思います。
どんな副業案件に魅力を感じるか?
パネラーの回答
- 新しい技術が触れる、技術顧問で有名な人がいる
- スタートアップ企業の方が魅力を感じる(制約が少なく色々できるので)
筆者の回答
- 自分の伸ばしたいスキルや経験したい事ができる案件が良いと思っています。
- 例えば自分の場合だとフロントエンドのNuxtを触るのが好きなのでそれが経験できる案件は魅力を感じます。また最近は本業でデータ分析をしていてそのスキルももっと高たいと思っているのでデータ分析系の案件があれば興味あります。開発意外にも組織作りやマネジメントの関心も高いのでその辺りで貢献や経験できる案件があれば個人的には魅力を感じます。
副業はどのように探しているか?
パネラーの回答
- 興味あるスタートアップを探してその会社が運営するイベントに行き、話を聞いてみる
- 知り合い
- タイムチケットを使う
- twitterなどのSNSを使ってみる
- 自分が何ができるかをパッケージ化(言語化)しておくと副業案件も探しやすいし、声もかかりやすい
筆者の回答
- 2年半同じ会社で複業していたので積極的に自分で探してはいないといのが正直なところです
- ただ最近は別の複業もやってみようと思い、複業・副業・兼業に関する情報はみるようにしていてそこから興味のある仕事があれば探すようにしています
なので複業・副業の情報をまとめて見れるようにするために当サイトを作成したという経緯もあります!(毎日複業・副業のニュースを更新してますので是非ご覧下さい。)
どの時間で副業しているか?
パネラーの回答
- 夜や週末
筆者の回答
- 朝の通勤電車の中は40~50分くらい必ず座れるのでその時間は副業の時間に当てています。あとは夜や週末もたまにやります
- 副業に使う時間を確保するのは実際問題大変だと思うので、自分なりの考えやおすすめはこちらにもまとめてあるので是非ご覧ください
本業と副業で大変な時はどう乗り越えているか?
※時間がなくてパネラーからの回答はなかったですが個人的に伝えたい事もあったので自分の意見だけ書きます
- まず前提として本業も副業も大変だなと思ったら無理せず副業はやめた方が良いと思います。
- 副業は決して無理してやるものでもないので労働時間が増えたり精神的に辛いかもと思ったら無理せず休みましょう。
- その上で自分として工夫してることはタスクを可視化することです。頭の中では本業であれをやって副業ではあれをやってと考えることが多いと思いますが、それを言語化して可視化するとやることが整理されるのでおすすめです。タスクを可視化すると漠然と大変だと思っていた状態から、意外とこれならタスクこなせるかも?と整理される事もありますし、それでも大変な場合はこのタスクは他の人に渡す、このタスクは厳しいです、と伝えるなどのアクションにも繋げやすいと思います。
エンジニア副業NightのLT
イベントの最後にLT(ライトニングトーク)があったのでそこで発表のあった資料をまとめます。
最後に
今回のイベントに参加された方が200名近くいました。その中で
・すでに副業をしている人が約3割
・副業に興味ある人が約6割
くらいの割合でいました。それだけエンジニアとして副業に興味がある人が多いなと実感できるイベントでもありました。
エンジニアは副業しやすい職業だと思いますし、自分自身もエンジニアとして複業(副業)を初めてとても良かったと思っているのでこうゆうイベントを通して複業を始めるエンジニアがもっと増えると嬉しいなと思います。
自分自身も引き続きエンジニアとしての複業についての情報発信も頑張ります!!